シンフォニック=レイン ファルについて語る

※重大なネタバレを含むため、
未攻略の方は閲覧をお控えください※


えー、とっても語りたくなったので、
シンフォニック=レイン
ファルシータ・フォーセットちゃん、
通称ファルについて語ります。





そして追記へ


ファルはとても優しく、
理想をそのまま落としこんだかのような
女の子であります。
…とみせかけて実はとんでもない悪女という。

ここまでは大変よくあるパターンではあるのですが…



ファルはおそらく、そんなに主人公のことは好きではありません。
が、主人公のフォルテールの音がとても好きで、
自分の目標(音楽の道でプロになる)の足しにしたいと考えて、
アーシノを操ったりして情報を探りだし、
アリエッタのアレコレを知りお近づきになるわけだが…………


フォルテールとは、感情に非常に左右される楽器であり、
主人公は幼なじみの彼女と共に事故にあい、
自分は一応助かったものの彼女は危篤状態が続いてるような感じなのですよ。
そんな悲しみを背負っている人はもちろんなかなかいなくて、主人公は大変良い音を出すんです。


たぶんというか確実にファルもそれを知っているわけだが、
それでいて尚、ラストシーンにアリエッタ(もう死んでいる)に挨拶に行くファルシータさん恐ろしい。

主人公がそれでどうなるか?
真実を知り、
もっと悲しみに磨きをかけてしまった音を奏でる主人公を見て
(予想通り)って思うわけだよ!こいつは!!
ファルシータさん恐ろしい!

でも正直私はけっこう好きだ。
ファルシータさん。

シンフォニックレインの感想記事に、
「こんな綺麗なおねーちゃんに騙されたい」とかなんとか書いたような気がします。
それももちろんあるんだが。




先ほど、「ファルシータは主人公のこと全く好きではない」と書いたが
それは間違いであると思う。

特にフォルテールなど顕著だが、
奏でられる音にはその人自身の内面がすべて出るんですよ。
悲しかったり、嬉しかったり、今日は体調が良いとか悪いとかそういうのぜんぶ。
全部出てしまうんですよ。聞く人が聞けばわかる。

(多分、私は金色のコルダのやりすぎ。
金色のコルダでは告白という概念が全くなく、ただ、愛のあいさつを弾いてEDを迎える。
これも、音からお互いを想う愛が伝わるからであると思う)

たぶん、作中で主人公の奏でる音が一番好きなのがファルシータ。

音に自身のすべてが出てくるからこそ、
ものにしたいと考えるぐらい主人公の音を愛するファルシータは、

(本人さえ気付いてないかもしれないが)
作中の誰よりも主人公のすべてが好きで、
それが、
また純愛と呼んでも良いほど、
とても綺麗な愛のかたちだと思う。
ただ、ファルシータちゃんはほんのちょっと不器用なだけだった。
自分を悪者にして主人公の音色を高めるなんて。ひえ~怖い。


ファルシータちゃんかわいい。
こんなかわいいおねーさんに騙されたい。